今回のご依頼はACR50エスティマ のCVT圧送交換と
エアコンバックリターン洗浄のご依頼です。
それでは施工を始めます。
車両データ
ACR50 トヨタ エスティマ
平成20年式
走行距離 60000Km
まずはCVTフルードを抜き取り、その際にサンプルを摂取します。
CVTフルードが抜き終わったらオイルパンを外します。
オイルパンを外しとオイルストレーナーが現れます、
ストレーナーも鉄粉で黒くなっています。
ストレーナーを取り外し、バルブボディに付いた鉄粉を
キレイにパーツクリーナーで洗い流します。
優しくキレイに拭き取ったら
新品のストレーナーを取り付けます。
ストレーナーも6万キロですが鉄粉で汚れていました。
外したオイルパンも鉄粉でびっしりです。
マグネットも鉄粉で飽和状態です。
オイルパンとマグネットもキレイに掃除します。
オイルパンを組み付ければ内部清掃は完了です。
エスティマ とトルコン太郎をドッキングします。
抜けた量の5ℓを初期充填します。
初期充填後にエンジンを始動します。
エンジンを始動するとサンプルの隣のモニターに
ミッション内部のCVTフルードが流れ込んできます。
サンプルと比べてもあまり変わらなく汚れているのが
わかりますね。
CVTフルードを下から抜いて抜けた分を入れる交換方法は
あまり意味がない事がわかります。
中途半端なCVTFの交換は故障の原因にもなりますので
トルコン太郎での交換をお勧め致します。
5ℓのCVTフルードを圧送交換します。
5ℓの圧送交換が終わると10分間のクリーニングが
始まります、クリーニングが終われば1回目の圧送交換は
終了です。
1回目の圧送交換後です、だんだんキレイになっているのが
わかります。
新油と比べるともう少しキレイになりそうなので
もう一度圧送交換をします。
2回目も5ℓの圧送交換をします。
圧送交換後のクリーニングモード10分間です。
2回目の圧送交換後のモニターです、かなりキレイになりました。
新油と比べても同様にキレイになっているので、油量調整後
圧送交換は完了です。
続いてエアコンバックリターン洗浄です。
まず10分間アイドリングしてエアコン吹き出し口の
温度を測定します。吹き出し口温度は12.3℃
本日の温度は26℃ですのでしっかりと冷えてはいますが
もう少し冷えてもいい温度ですね。
エスティマ とスナップオン PS134を接続します。
接続後、現在エアコン内にあるガスを回収します。
回収量は545ｇでした、エスティマの容量は750ｇですので
205ｇエアコンガスが不足しています。
接続を繋ぎ直し、バックリターン洗浄を始めます、
フラッシング5回の真空引き15分、リークテスト1分
でフラッシングスタートです。
低圧側から高圧側、高圧側から低圧側と高濃度の液化したガス
を注入して洗浄していきます。
充填、回収を繰り返す事によって
だんだんとエアコン内に充填する高濃度のガスの量増え
エアコン内のゴミや汚れ古いオイルなどを取り除きます。
古いオイルは途中でパージされ排出します。
この作業を5回繰り返します。
5回目の充填量です、1回目よりかなり多くのガスは入るように
なり、詰まりなどが取れているのがわかります。
5回目のフラッシングとオイルパージが終わり、
エアコン内のオイルが約60ｇ抜けました。
新油を規定量注入します。
新しいオイルを入れることによって異音や故障原因を
減らすこともでき、燃費もよくなります！
良いことばかりです。
そして真空引きを15分開始致します。
真空引き後、1分間のガス漏れチエックをして問題がなければ
規程量のガスを注入します。
規程量はそれぞれのお車に決まったガス量があります、
従来のゲージを使った充填方法ではしっかりとした
充填はできません、規定量を守らないと故障の原因や
エアコンの出力不足にもなります。
施工完了後の吹き出し口の温度は8.6℃まで下がりました!
最初の温度は12.3℃ですので3.7℃冷える様になりました。
エアコン内のスラッジや不純物、
水分なども99%洗浄出来ますので今後の
故障予防にもなります。
エアコンの調子が悪い方はもちろん今後もメンテナンスとして
オイルフラッシングはいかがでしょうか！！
熱い夏を気持ちよく快適に過ごしましょう。
料金は地域最安値です！！
フラッシング無し施工 １１０００円
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